もうなんのブログだかわからない

福島原発から20km圏内が、法的な立ち入り制限のある「警戒区域」に指定されて昨日で3ヶ月。

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生きています。今も助けを待っています。

生き抜いた動物たちの多くは警戒心が強く、保護するのは至難の業。
車の音を聞きつけて、駆け寄って来てはくれるのです。
けれど、ドアを開けた途端に逃げてしまう。
じりじりと距離を縮めても、あと1M、あと50cmの距離が縮まらず保護できない。

今日もまた、そんな悔しすぎる経験を何度かしたあとでした。

とある住宅街。
車の音を聞きつけて、駆け寄ってくる犬がいます。
開けたら逃げるかな‥‥と思いつつ、ゆっくりとドアを開ける。

「入れて、入れて! 乗せて乗せて!」
そのまま車に乗り込んできそうな勢いでした。

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ずっと待っていたんだね。本当にがんばったね。

車が走り出しても驚かず、吼えて困らせることもありませんでした。
首輪をしていませんでしたが、間違いなく飼い犬でしょう。しきりに助手席へ行きたがっていたので、あるいは、飼い主さんといつもドライブしていたのかも知れません。


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さぁ、安心できるところへ行こうね。


<「がんばった犬」くんは同行したアニマルエイドさんのシェルターにいます>
2011.07.23 / Top↑
すてきな場所だったと思う。

入り口にはかわいらしい牛のイラストが描かれ
「環境美化運動」の文字が躍っていた。

手入れされた、うつくしい牛舎。
手入れされた、うつくしい牛。

きっと、そうだったのに。


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いのちを奪うだけでは足りないのか。
死して尚、尊厳までをも、なぜ奪うのか。

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「安らかに」なんて、言えない。

いくら謝っても許される日は来ないけれど
ごめんなさい以外に、言葉がない。

ごめんなさい、ごめんなさい。
酷いね。悔しいね。最低だね。

私は人間がやったことを忘れない。
私もまた人間であることを忘れない。
この場所を、忘れない。

2011.07.19 / Top↑
警戒区域の動物たちについて、今月2冊の本が発売されます。
ご自身での購入プラス‥‥
お住まいの地域にある図書館へリクエストしましょう!

まずは、7/20に発売となる福島原発20キロ圏内 犬・猫救出プロジェクト の活動記録。
「ゴン太ごめんね、もう大丈夫だよ!」(編:山路徹と救出チーム)
ゴン太ごめんね、もう大丈夫だよ!

そして翌週、7/27にはブログうちのとらまるの写真集が発売。
「のこされた動物たち 福島第一原発20キロ圏内の記録」(著:太田康介)
のこされた動物たち 福島第一原発20キロ圏内の記録

多くの人の目に触れますように。

2011.07.17 / Top↑
本当に、うつくしい場所なのです。

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行く度、あぁ美しいなと思う。
今日も美しいなと思う。


けれど放射能がふっている。今日も。
オセンサレタ クウキ
オセンサレタ ダイチ


うつくしい場所には、うつくしいものが住んでいる。


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きみも、きみも、本当にかわいこちゃん。

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けれど放射能を浴びている。この子たちも。
オセンサレタ ネコ
オセンサレタ イノチ


‥‥本当に?


そうね。ふつうより、ほんの少しだけ線量は高い。
シャンプールすればふつうの猫だよ。
そうね。放射能を浴びながら、生き延びた。
だってそうしたのは人間でしょう。


いのちは、汚染されないよ。
どんな猫も、かわいこちゃん。


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大丈夫、きっと素敵な家族が見つかるよ。
きっときっと、幸せになるよ。


<ご紹介した猫たちは、すべて同行したアニマルエイドさんのシェルターにいます>

【おまけ】
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ダチョウも元気に生きてます
2011.07.17 / Top↑
自然豊かなこの町には、実にたくさんの牛舎があります。
私は牛舎を見掛ける度、どうかもう牛がいませんようにと祈ります。

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あるいは殺処分されてしまったのかも知れない
あるいは飢死した遺体が跡形もないだけかも知れない
でも、カラの牛舎を見たときは、あえて深読みせず「無事に逃げ遂せたのだろう」と解釈することにしています。
勝手なヨソモノである私は、そう思うことで安堵しているのです。放たれた牛たちが彷徨う光景もまた、畜主にとっては辛い現実ですが…。


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牛たちは、町や、山奥の牧草地帯で生きています。
この群れには子牛の姿もありました。
車を止めても逃げたりせず、こちらの様子を伺いながら草を食みます。

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珍しく、一頭で行動している牛がいました。
何故だろう?
一頭で飼われていたわけじゃあるまいし、緑豊かな場所で、一頭しか生き残らなかったというのもなんだか不自然。

変だなぁ‥‥と思いましたが
彼(もしくは彼女)とすれ違った瞬間、なんとなく理由が分かりました。

身体を取り巻く、ものすごい数の、ハエ。
皮膚病か、あるいはどこかに怪我をしているのか。
それで群れから見捨てられてしまったのでしょう。

ここはサバンナじゃないのにね。




ねこ現場に向かう途中、少し離れた場所に牛の群れが見えました。
仲良く集っているのは良いんだけど、なにやら違和感。

みな、密集してじっと動かない。
しかも地面からの高さがおかしいのです。
草むらで足元は見えませんが、胴体のすぐ真下が地面。
つまり地面より一段下に立っているような状態です。

まさか、側溝に落ちて動けない??
渇きのあまり水路で死んでいった牛たちの姿が浮かびます。


助けようにも、あの巨体を引き上げることなんて到底出来ない。
エサをやるにしたってハンパな量ではありません。
周辺は草が沢山生えているから、ひとまず飢えることは無いでしょうが、個人ボラが犬猫以外にしてやれることは基本的にありません。

それでも、様子を見るため車で近づきます。

すると‥‥


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スクッ↑

‥‥え?(・_・?


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「なんだよ、くつろいでたのにー」
「変なの来たから、あっち行こうぜ」

スタターッ→

‥‥‥‥(-_-;

ただ、
し ゃ が ん で く つ ろ い で い た
みたいです(笑)


邪魔してごめんね。
元気でね。

2011.07.10 / Top↑