もうなんのブログだかわからない

今回は諸事情あって長居できないため、目ぼしいとこをササーッと回って帰りましょうというコースでした。

まずは前回「瀕死の白黒」を救助した場所。
白黒はまだ闘病中で肝臓の数値が悪いままですが、食事できるようになり、肉球が少し温かみを取り戻してきているそうです。いいぞ、がんばれ、がんばれ。

今日も同じ場所に猫の姿が見えて捕獲機をセット。
しかし初回は食い逃げ。
なかなか頭のいい子です。

とはいえ、から揚げの魔力には勝てず。
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ガシャン。

ねばりましたが他の子たちは捕まらず、給仕だけして次の場所へ。
同じ場所に、確認できているだけであと2匹が残っています。

そこから程近い住宅街で犬3匹、猫2匹を見つけるも、捕まらず。
少し車を走らせていると、またほど近い場所で、倒壊した家屋の中で暮らしているらしき猫を発見。捕獲機をセットし、猫の警戒を解くために見えない場所へ移動します。
と、その道すがらでまたもや猫を発見。
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ガシャン。

捕獲機回収のため倒壊家屋へ戻ろうと準備していると、また違う猫がひょっこり顔を出しました。
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ガシャン。

結局、倒壊家屋のほうの猫は捕まらず。
この近隣に、今日目撃しただけで犬3匹、猫3匹が残されています。

時間が迫ってきたので少し長距離を移動。
何度か通っている沿岸部で三毛ちゃん発見。
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ガシャン。

その100M先でもまた
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ガシャン。

ここもまた、確認できているだけで猫1匹が残っています。

引き上げる道中、別車から犬を保護したとの連絡が入りました。
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この子、実は先週「チョコン猫」を保護したのとまったく同じ場所にいたそうです。とすると、あの近隣にもまだ複数の犬猫が残っているのかもしれません。

警戒区域の指定から既に3ヶ月以上。
犬猫が密集して残っている場所が、こんなにもあるとは正直ショックでした。

いったい全体
どれほどの犬猫が、未だ取り残されているのだろうか?
どれほどの犬猫が、未だ空腹に耐えて待っているのだろうか?

先の見えない、途方も無い保護活動。
それでも、できることを地道にやるしかないのです。


<保護した犬猫はすべて、同行したアニマルエイドさんのシェルターにいます。>


【おまけ】
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リラックスな白猫ちゃん。
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2011.07.30 / Top↑
以下「南相馬のねこおばさんを応援する会」より転載します。

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◆寄付のお願い

ブログの更新が滞っており、申し訳ございません。
会計を任されております、みかんです。

今日は猫おばさんこと吉田さんから支援のお願いです!

吉田さんの活動には、犬猫のフード代・活動のためのガソリン代・電話代など諸々の費用が必要です。
ご自身が寄付を集めることに抵抗を持っておられたため、現地で接触のあるわずかな個人ボランティアさんから寄付を頂く以外、費用のほとんどは吉田さんの自費でまかなってきました。
しかし、ご自身が被災し、収入も絶たれている中、活動も日常生活も大変な状況が続いています。
震災から約5ヶ月、かなりの自腹を切って活動を続けており、資金も限界です。

そこで、皆さんに資金支援のお願いです。 
動物たちのために、現地から声を上げ続ける吉田さんの活動に、どうかご協力ください。

<ゆうちょ銀行>
店名 〇二八(ゼロニハチ)
普通預金  2611870 
ヒラキ ミカコ  

※寄付のために新規開設した、会計担当みかんこと、開 美佳子の口座です。他の収支と混ざることは決してありませんので、ご安心ください。どうぞよろしくお願いいたします。

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2011.07.28 / Top↑
大熊町にはダチョウがいる。

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少しの餌で大きく育つダチョウのように
少しのウランで大きな電力を得られる原発

なんだかよく分からないけど、
そんな言葉と共に最初のダチョウはこの町に来た。
福島第一原発のマスコットとして。

子ども達が遊びに来た。
原発は怖くないよ、楽しいよ。
ほら、ダチョウだっているでしょう。
そう思ってくれたかな?


10年と少しがたって、
この町を思うおじさんがダチョウを飼った。
この町を元気づけようとダチョウを飼った。

ダチョウはとても育てるのが難しいんだって。
苦労して苦労して、卵から育てた沢山のダチョウ。
そこは「楽園」と名づけられた。


あの日、原発が爆発した。
人々は逃げた。
だって逃げるしかないもの。
取り残されたダチョウたちは死んだ。
ほとんどが。

なんとか生き残ったボス。
でも、ダチョウは「カチク」だから、外へ連れ出せないんだって。

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大熊町にはダチョウがいる。今も。
どうして?
2011.07.27 / Top↑
07/23に保護した犬猫の続報です。

◆「がんばった犬」

ブログ掲載の当日から、南相馬市の飼い主さんが探しているラッキー君では?とのコメントを複数頂きました。確かに写真を見ると非常によく似ている。すぐに飼い主さんと連絡を取りました。

そして本日、関東にいらっしゃる飼い主さんのお嬢さんが、「がんばった犬」を保護しているアニマルエイドさんのシェルターまで確認に来て下さいました。

結果は‥‥‥!

残念。違う子でした(>_< )

保護からわずか2日で確認に来てくださるほど、熱心な飼い主さん。
きっとラッキー君も見つかりますよね。

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君も早く飼い主さんの側で眠りたいね。


◆「瀕死ねことチョコンねこ」

昏睡状態で硬直まで始まっていた瀕死の白黒ねこ。
同じくアニマルエイドさんのシェルターにて療養中です。少しだけ起き上がったり、食事を取ったり出来るようになってきているとのこと。
このまま回復してくれるのを願うばかりです。

そして、ガリガリ君に痩せていたチョコンねこですが、実はこの子、公益立ち入りした方が以前から心配されていたようです。
「アニマルフォレスト・むぅのブログ」さんより
"気になったのは、道路の端で香箱座りしている猫。(足を折りたたんで座るやつです)
車で通ってもよけようともせず、近くにあったロイヤルカナン・ドライフード&ささみジャーキーに手をつけようともせず、そこにいました。"


保護が必要な状況の猫だと分かりながら、公益立ち入りのために保護できない(保護したことが判明すると今後立ち入り許可が下りなくなり、事業に影響する)状況の中、断腸の思いで現場を後にされたことが綴られています。
この情報は知らなかったのですが、私たちが発見したときもまったく同じ道に同じ状況で、この子は待っていました。
むぅさんの立ち入りが7/21ですから、少なくとも3日はあの場所でただ助けを待っていたことになります。本当に保護できてよかった。

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今回の3匹。
「がんばった犬」は首輪こそありませんでしたが、あの風体にも拘らずフィラリア陰性でしたから、予防接種をしてくれる飼い主さんがいたに違いありません。
瀕死ねこは、飼い主さん宅に緊急保護した旨の張り紙をしました。
チョコン猫の発見場所は住宅街ではありませんが、去勢されていたので飼い猫でしょう。

みんな、飼い主さんと再会できますように。
せっかく生き延びたんだもの。

<ご紹介した犬猫は、同行したアニマルエイドさんのシェルターにいます>
【追記】チョコンねこは一時預かりさんが見つかりました。ありがとうございます。
2011.07.25 / Top↑
住宅街で猫を見かけ、追っていくともう1匹、別の猫も発見しました。
この辺りに何匹かいると判断し、捕獲機を仕掛けます。

すると、横たわったまま逃げもしない猫が目に入ってきました。
‥‥死んでる?
いや、衰弱しきっているけど、確かに生きています。
一目してひどい脱水状態と判断。これは一刻を争うと、他の猫たちにはフードだけ撒き、捕獲機を大急ぎで撤収。超特急で動物病院へと向かいます。

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「がんばれ、がんばれ。もう少しだ」
祈るような気持ちで車を走らせていると、今度は大きな道路沿いに、ちょこんと猫が1匹座っているではないですか。

今ですか! よりによって今ですか!

とても捕獲する時間は無い。せめてフードだけと思いUターンします。
すると、車が近寄っているのに逃げもしない。
ただ大人しく、ちょこん、と座ったままです。

ドアを開けたら、どうせ逃げるだろう。
取り急ぎフードだけ置くため車を出ようとしたとき
「待って、私だけ行く」
ベテランボランティアさんの一声で車に待機します。

ボラさんがドアを開けても、猫はまだ、ちょこん、と座っています。
歩みを進め、目の前に来ても、ちょこん、と座っています。
そして、そのまま、手づかみで保護(笑)
時間が無いのを察してくれたかのようでした。

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病院で検温したところ、瀕死ねこの体温は33.9度。
ねこの平熱は37.5~38.5度前後です。
「昏睡状態ですね」と、お医者さんは言いました。
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もう少しだけ頑張ろう。元気になろう。お願いだから。

一方、ちょこんと待っていた猫は。
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こんな格好にされて不機嫌顔。
でも、実はふくろの中にある身体はガリガリに痩せています。
お医者さんが栄養剤を点滴しようにも、骨と皮しかないためになかなか上手くいきません。おにく部分が少な過ぎて、すぐに針が貫通してしまうのです。
元気なわりに往生際の良かったこの猫も、結局のところ、助けを待っていたのかも知れません。

みんな、元気になるんだよ。
まだ幸せが待っているんだからね。

<ご紹介した猫は同行したアニマルエイドさんのシェルターにいます>
【追記】チョコン猫は一時預かりさんが見つかりました。
2011.07.23 / Top↑