もうなんのブログだかわからない

今から一月ほど前でしょうか。
ブログ「うちのとらまる」でおなじみ太田康介カメラマンが、原発20km圏内動物の写真集を発売すると知り、当ブログでもご紹介させていただきました。
震災や原発事故の報道が徐々に縮小し、世間的にも話題が風化する中、動物たちの問題も忘れ去られようとしている。そんな危機感を覚え始めた頃の出版。

「出版記念の写真展とか、やらないんですか?
 やりましょうよ、絶対にやるべきですよ、なんでやらないんですか
 いやもう誰もやらないなら私がやります!

もちろん私もブログのファンでしたし、太田さんは5/8の動物デモを取材に来てくださったのですが、非常にシャイな方で当日はお会いできず。APFさんの報告会で簡単にご挨拶した程度でした。
ほとんど見ず知らずの方に、勢いだけで依頼したのが1ヶ月前。

私はアートや報道に関わる仕事をしている訳ではありませんし、写真展なんて主催はおろか正直行ったこともほとんどありません。そのため準備は遅々とした速度で、出版記念でも何でもなくなってしまいましたが、どうにか開催の目処が立ちました。

いえ「お金さえあれば」という前提のメドですが(^_^;
会場費はもちろん、写真のプリント代がまた恐ろしい金額です。寄付を募ることは極力したくないのですが、やはり無い袖は振れません。
どうか皆さまのお力添えを頂ければ幸いです。

警戒区域内に広がっている現実を見て知ってしまったら、多くの人々が、果たして今と同じように何もしないでいられるだろうか。
答えはNoだ、と私は信じています。

(詳細は次のブログ記事に続きます→)
2011.08.15 / Top↑
この前の土曜日。

福島の原発20km圏内レスキューを終えたあと。
ちょっと経緯あって、とある場所へ。

この子たちのためです。
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黒とキジトラの子猫。
野良お母さんは交通事故で亡くなったそうです。

仲良し姉妹。連結して寝たりしちゃって。
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生後1ヶ月くらいだそうです。
なんちゅう、かわゆさ。


殺処分のため保健所へ連れて行かれる、と連絡がありました。


いやいやいやいや


「子どものうちは可愛いけど、大きくなるとねぇ」と言われたので
いや大人になっても可愛いですよ、と返したら
「そりゃ、好きな人はね(笑)」

笑われてしまいました。


20km圏内の出来事は、特別な場所の特別な出来事なのかな。
ある意味では、そうだけど。

警戒区域は、いろんなことが剥き出しになっていて分かり易いだけで、ヒトの都合で動物が見殺しにされる、その下地はどこにもあるのです。
私の町にも、あなたの町にも、とても日常的に、あるのです。

本当はそこから、変えないとね。

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子猫たちの里親さん募集中です。よろしくお願いします。
現在は、同行したアニマルエイドさんのシェルターにいます。
2011.08.12 / Top↑
今回、保護できたのは。
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ガリガリな黒ちゃん。(顔の写真撮るの忘れました、ごめんなさい)

そして、元気な茶トラ。
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すごい顔の写真ですみません。笑
いや、実はこの子、後ろ足が一本ないんです。
写真では失われた左足の部分を尻尾で庇っているような感じですね。
膝の辺りで切断されている状態でしたが、新しい傷口にも見えなかったので、もしかすると3.11より前から3本足かもしれません。

今回は浪江の辺りでも3本脚の犬が2匹、放浪していました。
その身体で生きていくには、かなり警戒心が強くなければ無理なのでしょう。写真を撮れる距離にすら近づけず、置き餌だけしてきました。
生き延びてくれると良いのですが…。

みんな、生きています。
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牛も

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ダチョウも

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ヤギだって。

ルートの最後で、「うつくしかった牛」の牛舎に行ってきました。
ここは風通しが悪く日も当たらないせいか、8月になった今も尚、牛たちの遺体が模様と形を止めたまま、蒸し焼きにされるような腐敗を進めています。蜘蛛の巣だらけの中で表面に白い粉をふき、カビが繁殖し始めているようでした。周囲は当然ながら、ものすごい異臭です。

実はこの辺り、犬と猫がいるんですよね。
この牛舎の本当に真隣でねこたちが暮らしています。

捕獲機を仕掛けましたが、捕まらず。
食事を置いたら、この場所で更に留まってしまうと分かりながら、飢えさせるわけにも行かないのでフードを置いてきました。

いつも、できることは限られています。
救えるのはほんの一部です。

みんな、必死で生きているのにね。
必死で助けようとしているのにね。


<保護した猫たちは同行したアニマルエイドさんのシェルターにいます>

【おまけ】
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実は可愛い茶トラさん。
2011.08.07 / Top↑
以前「瀕死ねこと、チョコンねこ」でご紹介した、チョコン猫こと、ガリガリ痩せ痩せの茶白ねこ。無事に一時預かりさんが決まりました。

アニマルエイドさんの事務局ブログより。
「チョコちゃん長野のお預かりご家族様宅に!」
ふっくらしてまるで別猫ですね。大事にしてもらうんだよ。
実はこの子、当ブログを見てくださった方が、縁を感じて一時預かりさんになってくださいました。こんな弱小ブログがお預かりさんの決定に繋がるとは思ってもおらず、本当にありがたい限りです。この場を借りて深くお礼申し上げます。

さて、アニエイさんの記事にもあるように、現在、収容先が無いために保護活動を踏みとどまる段階に来ています。先週も一週間かけて何とか里親さんやお預かりさんを見つけ、シェルターに空きを作って保護に出かけました。
そしたら6匹も捕まって、嬉しいような苦しいような。

福島の子たちは、福島の方々と同じく、とても不安定な状態に置かれています。
あす飼い主さんの元へ戻れるかも知れない。
でも、ずっと飼い主さんは見つからないかもしれない。
あるいは亡くなっているかも知れない。
見つかったとして、いつ飼い主さんと暮らせるようになるか分からない。

ですから、どうしても里親さんではなく預かりさん(飼い主さんと暮らせる状態になったら犬猫を戻す)を募集するしかありません。
預かり期限は団体さんや対象の犬猫によってさまざまだと思いますが、一週間でも生活をともにすれば情が移りますよね。事前に了承しているとはいえ、別れるときの思いは想像に難くありません。
一時預かりをしてくださる方というのは、本当に貴重な存在なのです。

しかし多くのシェルターには、福島犬猫だけではなく、保健所から引き上げられた子たちや保護された捨て犬猫もいます。
その子たちの里親さんが決まり、シェルターに余裕が出来ることも、回りまわって警戒区域内のレスキュー活動に繋がります。

どこの団体さんも収容限界で悲鳴を上げる中、ペットショップのショーケースから売り買いされる犬猫もいるかと思うと本当にやり切れません。どうか、引き続き皆さまのお力添えをお願い致します。
2011.08.04 / Top↑
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手折った花を手向ける。

全身を覆ったウジが蠢いて
見る間に花を巻き込んでゆく。

犬なのか猫なのか
にわかには判別のつかない遺体。
ささやかな弔いすら叶わない死。

なぜ助けられないのか。
あと何度目にすればいいのか。


2011.08.02 / Top↑