もうなんのブログだかわからない

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
携帯のデータを整理しながら、あの日のことをチラホラ思い出す。
あの日あの時間、いつも通り私は高層ビルの36Fで働いていた。
年度末に向けて忙しくなってきたな…と思いながら対応を終えた直後。
「お? 地震だ、地震」
誰かが呑気な一声を言い終えるかどうかの内に、激しい揺れ、停電。
サービス業のサガで、何があっても平静を装ってお客様への対応を続けていた職員も、そんな場合じゃない!と気づくまでに、やはり数秒はかかったと思う。
「みなさん机の下に隠れてください!」
上司がフロア全体に呼びかける。
学校の避難訓練でやった練習を、本当に実行する日が来るなんて。と考える余裕はすぐに失せた。キャスター付きの椅子が、襲い掛かるようにフロアを動き回る。今にも倒れそうな換気用の扇風機を上司があわてて床に下ろす。向かい高層ビルが笑っちゃうほど大きくたわみながら揺れている。
免震設計のビル上階で、幅の広いゆっくりとした揺れはいつまでもいつまでも続いた。吐き気を催して何人も倒れた。

1時間ほど混乱状態が続いただろうか。エレベーターの停止で逃げ出すこともできないまま、少し平静を取り戻して休憩室のテレビをつける頃には、すさまじい光景ばかり画面に流れていた。
そして会社の窓からは、おそらく何キロも何十キロも先の場所に、大きな火の手が上がっているのが見えた。
「これは何?どこで?なにが?一体、どうなったの?」

思えばあの日、原発のことなんて話した記憶もない。
私はただ、家に残してきた猫たちが心配で、帰って風呂に入りたいともゆっくり寝たいとも思わなかったけど、とにかく猫たちが心配で心配で、ただそれだけだった。
社内にも街にも帰宅困難者が続出する中、メールや電話で安否を確認するわけにもいかない種の違う家族を思った。
「下敷きになるような家具はないはず…でも冷蔵庫が倒れていたら?
 何かの拍子でガラスが割れて、猫が家から出てしまっていたら?」
そんなことばかり、ずっとずっと、考えていた。

IMG_0052.jpg
ようやく帰宅したのは日付も変わる頃。
猫は怪我もなく、いつもの場所で、けれど、ひどく怯えた様子で待っていた。地震から10時間近く経っていたのに。
あの日どれだけの子たちが、怯えながらヒトの帰りを待っていたのだろうか。そして、今も。
スポンサーサイト
2011.11.24 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://animaldemo.blog.fc2.com/tb.php/117-70abbd3c
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。