もうなんのブログだかわからない

ゴン太。それがこの犬の名前。

でも、彼を発見した人たちには、名前なんてわからなかった。
だって飼い主さんは近くにいなかったし
飼い主さんだけじゃなく
ご近所で暮らしていた人たちはみんな、いなかったから。

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生きているのが不思議なほどの重傷を負い
傷だらけで発見された彼。
その家の軒先では
本来なら弱く生きられないであろう烏骨鶏が戯れていました。

保護したときの様子から、彼を助けた人たちは
彼を「守った犬」と呼びました。
襲い来る外敵から、お家を、鶏を、守った犬。

傷だらけになりながら。
血を流しながら。
身体を、いのちを削りながら、守った犬。

その傷は、もう生涯、消えて無くなることはありません。
身体の傷も、心の傷も。

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激痛を伴う保護からようやく解放された彼。
けれど、血膿のしたたる頚部の他にも無数の傷があり
治療できるのかも危ぶまれる状態でした。

そんな彼を2度目に助けてくれたのは
運び込まれた動物病院の、院長の奥さんでした。
奥さんは、おびえて噛み付かんばかりに威嚇してくる彼を
本当に本当に大切にしてくれました。

それは「動物病院の仕事」をはるかに超えた
愛情としか言いようのないものでした。

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彼の名前が「ゴン太」だとわかり
飼い主さんにとってかけがえのない存在だとわかっても
一緒に暮らすことは、なかなか叶いません。
震災から1年半がたとうとする今も、叶っていない。

まだゴールではないけれど
いつどうやって、ゴールに辿り着くのかわからないけれど
あの日、衰弱して怯えきっていたゴン太。
あの日まで、勇ましく家を守ったゴン太。

彼は今、自分専用のお部屋の床で、コロンと横になってみせます。

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もう、戦わなくていいからね。
今度は人間が、君を守る番だ。
楽しくて、嬉しくて、のんきでいてね。

◆うちのとらまる「守った犬」


ゴン太ごめんね、もう大丈夫だよ!ゴン太ごめんね、もう大丈夫だよ!
(2011/07/20)
山路徹と救出チーム

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2012.08.27 / Top↑
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