もうなんのブログだかわからない

飯舘村で「お散歩隊」を終えたあと、今回はメンバーと別れて福島市のホテルで1泊。
翌日、とある場所へ向かいました。

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福島第一原発から14km地点にある「希望の牧場」

原発20km圏内とは言え
この場所はすでに立ち入り制限を解除されており、誰でも入ることができます。
ただし宿泊は許可されていません。つまり「住めない場所」には変わりないのです。

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3.11の震災でできた地割れが今もそのまま。
賢いもので、牛たちは誤って落ちることもなく、なだらかな場所を選んで闊歩します。

一見すると広々として牛の数も少なく、余裕たっぷりに見える放牧場。
放射能を除けばなんの問題も無いように思いますが
屋根のある牛舎周辺と、牧草ロールの周囲へ行くと様子が違います。

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押すな押すなの大盛況。
同じ敷地で約70頭を飼育している「やまゆりファーム」も含め、約4百頭の牛が暮らしています。
代表の吉沢さんによれば、適正な頭数の倍近くが暮らしているとのこと。

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現在、彼らが食べているのは、放射能汚染により各地で廃棄処分となった牧草ロール。
捨てるよりは牛に食べて欲しいと無償で提供されています。

しかし、こうした牧草地も、来年には問題なく出荷できる牧草が生えてくるでしょう。
そうすると当然、寄付で提供される牧草は皆無になっていきます。
金銭的な価値を失い、利益を生まない牛たち。
これから長い年月、どうやって生かし、活かせるのか。途方もなく大きな課題です。

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都会に電気を送る道具のために、行き場を失ってしまった「あかべこ」

「動くガレキ」として、移動の自由も、生きる権利も奪われつつある彼らは
それでも震災を乗り越え、ただ生きようと、食べて、出して、息をしています。
彼らに対して、人間はいったい何をすべきなのでしょうか。
 
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2012.12.11 / Top↑
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