もうなんのブログだかわからない

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ぼくの村にある、あたたかい土や

くすぐったくて気持ちいい草や

うちのお庭にあるふかふかの落ち葉を

ヒトは黒い袋に詰めていく。

これがキレイにする方法なんだと言いながら。


DSC_0142.jpg


立派だったお山は削られて

自慢だった芝生は剥ぎ取られて

毎日どんどん醜くなっていくのに

これがキレイなんだとヒトは言う。



いつの頃からか、お母さんは留守がちになった。

お父さんも、お姉ちゃんも、近所のおじいさんも

みんながみんな、この村を留守がちになった。


DSC_0045.jpg


別にお留守番できないほど子どもじゃないけれど

一人で迎える夜は、やっぱり寂しくて、少し怖い。


この村が汚くなったからだとヒトは言う。

オセンされたからだとヒトは言う。

土も木も葉も、袋に詰めてしまえば

いつか詰め切ってしまえば、帰ってこれるとヒトは言う。


DSC_0154.jpg


ぼくの村は、もう黒い袋がいっぱいで

お散歩のときに嗅ぐ大好きな土のにおいも

ときどき食べるとおいしいツンツンした草も

あの袋に詰められてしまうのに

まだまだ、まだまだ、まだまだまだまだ

袋に詰めるんだとヒトは言う。


ぼくの村がぼくの村でなくなっていくようで

なんだか悲しい気持ちになるけれど

あの黒い袋がたくさんになればなるほど

みんなの帰る日が近づいているんだとヒトは言う。


DSC_0020.jpg


だから、ぼくはあの袋を好きになりたい。

お父さんやお母さんや、お姉さんやおじいさんが帰ってくる

その日が早く来てほしいから

あの大きな黒い袋を、僕は好きになりたい。


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2014.08.16 / Top↑
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